2017年9月2日土曜日

libcurl による連続取得における排他処理

HTTPS コネクション時の libcurl による連続GET にて HTTPS への GET リクエストを行う際、curl ハンドラを初期化せずに利用した方が高速にダウンロードされると言う例題を記載しましたが、別のスレッドでタイミングがバラバラに GET したい場合、排他処理にて安全性を確保するための例題です。

libcurl 自体はスレッドセーフ化されているので、curl_easy_init にて毎回ハンドラを初期化し利用すれば何の問題もなく別のスレッドで GET リクエストを行えますが、同じハンドラを使いまわしたい場合には同じタイミングで同じハンドラが利用されないように排他処理を行っておく必要があります(今回のような特別な用途でないかぎりは全く必要のない例題です)。

pthread_mutex_lock にて排他処理を行っているので、GET リクエストが並列化されるわけではないので並列化による恩恵は受けれませんが、HTTPS への要求時における証明書の取得などの内部処理を毎回行わずに済むなどの恩恵が大きい場合に利用します(例題のweb.fc2.comはその恩恵が得られないサイトで、証明書が正しくない場合に起こるようです、別のサーバーにてお試しください)。 実行結果

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